良質な求人情報はどこで見つかる?転職を成功させるのは多彩な入手ルート

理想的な仕事が向こうから飛び込んでくるラッキーは、まず期待できません。転職の意志が決まったら次の目標に向かって、自分に見合った求人探しを開始します。インターネットの普及で情報量も拡大し続けています。その一方で、昔ながらのアナログな媒体や人脈からの情報も、大きなチャンスへの足掛かりとなる可能性が。ここでは転職情報の各入手ルートの特徴や賢い活用方法について見ていきましょう。

 

任せきりにしない転職エージェント活用法

 

シニア層こそ転職エージェント活用を

転職を比較的気軽に行なう若年層と違い、シニア層は転職エージェントの利用にも慎重な人が多いようです。が、さまざまなスキルを持っているシニア層にこそ、転職エージェントの活用はお勧めです。

 

転職活動に利用した媒体等と実際に応募した媒体数の比較


(マンパワージャパン調べ)

 

グラフからわかるように、転職エージェントによる企業への応募率は、ハローワーク利用に次いで高い数字となっています。効率よく転職活動を進める上で、転職エージェントは外せない媒体といえるでしょう。

 

実際に、個人では多数の企業に応募してもなかなか面接までこぎつけなかった50代の転職者が、転職エージェントを通じて短期間のうちに希望する職種への就職を果たしたという例もあります。

 

転職エージェントの利用メリットには、次のようなことが挙げられます。

  • 経験者向けのニッチな非公開求人
  • 選択肢の広がり
  • 企業との対応を代行
  • ウラ情報の入手

 

求人サイトの多くは、「未経験者歓迎」の複数人を募集するものが掲載されています。それに対し、特定された業種の経験者をひとりふたり募集する案件は、ほとんどありません。企業にとって求人広告などの費用対効果が得られにくく、非効率だからです。

 

専門スキルをもっているシニア層向けの求人は、転職エージェントの元に依頼されます。スキルを登録しておけば、経験を求める側との効率よいマッチングが期待できます。

 

個人的な行動では、それまで身を置いていた業界以外へのシフトチェンジは、なかなか難しいものがあります。転職エージェントを利用すると、これまで想像もしなかった分野で、経験が生きるケースは珍しくありません。選択肢が広がることで、転職の可能性も大きく変わります。

 

また、個人で転職活動を行なうと、企業とのやり取りに時間を割かなければなりません。退社前であれば業務と並行するので大変です。転職エージェントを通せば、応募から面接日時の設定、質疑応答まで代行してもらえ、かなり楽になります。

 

企業が公表していないウラ情報に通じているのも、転職エージェントを使う大きなメリットです。経営陣の傾向や、会社の内部事情などを事前にキャッチでき、面接時の参考になります。例えば数字に厳密な幹部が面接を担当するといった場合、前職での売上利益や業界全体の動向についての質問に対し、準備することができます。ひとりで転職活動をするよりも、パートナーを得たようにずっと心強く感じられるでしょう。

 

登録するだけではダメ

とはいえ転職エージェントにただ登録しただけでは、十分とはいえません。人任せで理想的な転職など、実現しません。登録後、すぐにキャリアアドバイザーとの面談を申し込みましょう。

 

自分の志向、方向性を伝えると同時に、情報を入手して転職活動を活発化させます。書類の作成についても、相手は転職のプロです。チェックやアドバイスをもらいながら、より自分の強みを掘り起こしていきます。積極的態度で臨むことにより、エージェント側も本気になってサポートしてくれます。登録だけでは求人と機械的に照らし合わせるだけで、長期間放置される場合もあります。

 

キャリアアドバイザーとの対面は、親身なサポーター、良き相談相手を獲得するということです。十分に経歴を知ってもらうと、合いそうな求人が出現した際にすぐに思い出してもらえます。エージェントによっては、企業に売り込んでくれる場合もあります。真剣に転職活動をしている姿を印象づけられれば、それだけチャンスも増えていきます。

 

複数の転職エージェントに登録をしても問題はありませんが、その旨をそれぞれに伝えておいた方が良いでしょう。進捗状況を共有することで、同じ企業へのバッティングなど無用なトラブルを避けられます。

 

 

ネットを最大限に使いまわす 求人サイト&企業研究

 
求人サイトではスカウトサービスへの登録をしよう

求人サイトには幅広い業種や職種を網羅している総合型のサイトと、特定の職業について扱う専門型のサイトがあります。検索だけではなく、希望条件に従って通知メールサービスを行なっているところがほとんどです。

 

求人数の多い人気サイト

 

 

サイト名 特徴
・転職者の8割以上が利用するNo.1転職サイト

・姉妹サイトに女性専用・地域密着型サイトがある

・転職エージェントの公開求人も含み、直接応募が可能
・他転職サイトの求人を含む約30万件に及ぶ求人数を表示

・ハローワークの求人検索も可能

 

転職サイトを漫然と検索していても、膨大な表示件数の中から自分にぴったりマッチする仕事はなかなか探し出すことができません。

 

「スカウトサービス」は予め匿名で職務経歴書を登録すると、企業や転職エージェントから仕事紹介が届くサービスです。非公開案件を知ることができたり、想定外の業種から案内される場合も多く、転職活動の幅が広がります。

 

最近ではスマートフォンの画面からも登録ができますが、ここで手を抜いてしまうとスカウトされにくくなります。登録時に記載した自分のレジュメが、企業担当者の目に直接触れるということを忘れてはなりません。ネット上の記載ではつい簡単に済ませてしまいがちですが、しっかりとアピールポイントを挙げて登録に臨んでください。

 

足りない情報は独自で企業研究を

求人票や求人サイトの記載だけでは、企業の情報が不足しています。応募候補の企業については、自分なりに良く研究する必要があります。相手を知らなければ、自分の目指す方向性や条件と一致するかどうかの、判断材料がありません。

 

会社のホームページでは、企業としての基本情報をチェックしていきます。

  • 企業情報・沿革
  • 主力商品・サービス
  • 取引先
  • 組織体制
  • 経営理念

これらを読み解く際には、自分の経歴やスキルの中で即戦力となれる可能性があるか、経営理念や企業のあり方に共感できるかなどを、照らし合わせていきます。

 

意外に使えるのが「新卒採用」のページです。事業内容などがわかりやすくまとめられており、イメージをつかみやすいよう、力を入れて作成されています。また、ブログや社員の声を紹介しているページがあれば、社内の雰囲気や社風がより理解しやすいでしょう。

 

社長のブログやSNSが公表されていれば、そちらも必ずチェックしてみてください。プライベートな記述や、より具体的な企業活動など、生の情報をとらえられます。

 

企業名で検索をすると、評判や新聞記事などがひっかかることもあります。個人的な書き込みについて、うのみにするのは危険です。総合的な判断の参考程度に留めて置いてください。

 

 

昔ながらの手段こそ転職への近道?ハローワーク・転職フェア・人脈

顔を見ながら相談できる場を活用する

仕事探しの王道といえばハローワークですが、転職活動においてもやはり中心に据えるべきでしょう。圧倒的に求人数が多く、検索端末を出張所にも配置しているので、自宅近くにあれば利用できます。

 

インターネットでも検索できますが、求人によっては専用端末からしか見られない案件もあります。また、新規の求人は毎週決まった曜日に公開されますが、インターネットでは数日遅れになるため、応募を逃してしまう可能性もあります。

 

退社前であればハローワークに通うのは時間的に厳しいかもしれませんが、できれば週に数回訪れるのが理想的です。担当カウンターで希望職種や職務経歴書の作成について相談もでき、新着の求人を紹介してもらえることもあります。ハローワークの規模にもよりますが、担当者に顔を覚えてもらうと思いがけない情報を入手できるかもしれません。

 

転職フェアは、最近では若年層だけではなく、ミドルやシニア向けに開催されることも多くなりました。情報をまとめて発信しているサイトが自治体ごとにあるはずなので、忘れずにチェックをしてください。

 

転職フェアでは一度に数十〜数百の企業ブースが並び、人事担当者だけではなく、部門担当者なども対応する場合があります。より現場に近い情報の宝庫となり、それまで目が行かなかった分野の企業を知る機会にもなります。積極的に参加して、損はありません。

 

人脈を活用し尽くす

ごく当然のことながら、20社に応募しても、自分が就職先を探していることは20社以上に伝わることはありません。しかし、人脈を最大限に利用すれば、話した人の口からさらに情報は拡大していきます。

 

自分が仕事を探していることを、どれくらいの人が知っているでしょうか。親・兄弟・親類・友人・知人、元の取引先、元の同僚や上司など、つながりがあり助けてくれそうな人脈をすべて使います。

 

入職経路別利用割合、満足度および内定率

 

転職活動は一大プロジェクトです。恥などと考えていては、良い結果を得られません。覚悟を決めて取り組む以上は、サポーターが多いほど成果があがります。
また、調査の結果からもわかるように、知人などからの紹介による就職は決定率・満足度が高くなっています。

 

仕事を探していることを伝える手段は、直接話す他、電話やメール、手紙など何でも構いませんが、必ず希望する条件やこちら側のスキルなど、マッチングに必要な情報も渡します。「何でも良いから」は絶対に言わないようにしてください。

 

せっかく紹介してもらっても、まったく条件が合わず検討の余地がない場合、心情的なトラブルの元となります。好意を頂くことをしっかりと意識し、結果的にお断りすることとなっても相手が納得するようでなければなりません。

 

人脈を使った転職には断りにくい、現場が話と違っていたなどのリスクも存在します。しかしハードルが高めなシニア層の転職では、人的リソースの活用がもっとも有効で確実な手段であることは間違いありません。

 



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