転職活動の長期化打破!効果的な見直し策とは

 

転職活動がこう着状態に陥るのは、精神的にかなり負担がかかるものです。スムーズなステップアップを願うのは当然のこと。誰も長期化を望んでいるわけではありません。にも関わらず活動がうまくいかない原因には、準備不足のまま求職に突入し、改善されずそのままになっていることが挙げられます。ただ時間の経過と共にやみくもに突き進もうとしても、気持ちばかり焦って決して良い結果は生まれないでしょう。転職活動期間を早く終了させるために、どのような修正を加えて行けば良いのかを考えていきます。

 

ターゲットを見直しせよ

求める条件は“必須”なのか

長年求職支援に携わってきて感じることですが、シニア世代の大きな壁となっているのは、自身へのプライドです。こだわりを持つことは決して悪い事ではなく、ゆずれない条件を明確にしておくことは重要です。しかし複数の条件を満たす転職先を探すことがかなり困難であることは、誰もが理解しています。

 

大切なのは、「それを求めているのは本当に自分なのか」を見極め、周囲にとらわれて“とりあえずの条件”としているものをそぎ落とす勇気です。

 

 

転職後に生活費用としての収入が得られるか、また、いつまで活躍の場が与えられるかは就職条件の大きな要素です。それが叶えられるのは、果たして今自分がターゲットとしている規模の企業・分野だけなのでしょうか。

 

 

見直しを格下げととらえないこと

 

キャリアについての意識調査
年代 過去のキャリアが充実していた 今後のキャリアに求めるもの
30代 60% 規模の大きな企業での活躍(44%)
40代 67% 新興企業で成長に貢献(50%)
50代 73% 新興企業で成長に貢献(59%)

 

(参考:転職のリクルートエージェント)

 

単なる待遇だけではなく、納得して仕事をしていくだけの充実感については「今後のキャリアに求めるもの」の調査結果からも推測ができます。50代でもっとも多かったのは、「新興企業の中で企業の成長に貢献する」という回答で、半数以上の59%が選択をしています。すでに自分のキャリアに自信をもっている50代では、大企業内での昇進などではなく、自力を活かせる場を求めているようです。

 

そのような現場という視点で見れば、これまで枠外としていた企業にも活路を見出せる可能性があります。地方中小企業であったり、少人数のベンチャー企業へと選択肢を広げられる場合もあるでしょう。

 

裁量の自由さや異動がない、また業務が細分化されている大企業とは異なり、後から入っても比較的経営に近い現場に身をおけるなど、小さな会社にはそれなりのメリットがあります。

 

条件を外す、ターゲット企業の枠を広げることを、格下げなどととらえないようにしてください。硬直化した視点に柔軟性を与えることで、狭まっていた可能性が広がります。

 

 

資格・スキル重視からの脱却

スペシャリストとしてのキャリアリスク

高度な専門スキルがある場合、それを自分の強みとして転職活動のメインする傾向があります。必要とされるスキルであれば、もちろんスペシャリストとしての道を選択する生き方はうなずけるものです。

 

しかし、転職活動が難航しているのであれば、考え直す必要があります。そのスキルが求められる市場が飽和状態で、すでにシニア層の需要が無いのかもしれません。

 

また、スペシャリストとしてキャリアを進めようとする場合には、リスクを伴っていることを忘れてはなりません。時代の流れと共に、知識やスキルは陳腐化していきます。専門知識、手法、技術などは常に刷新されていくもの。社会全体としてのニーズが減少することもあります。

 

「これだけのスキルがあれば」という意識に頼るのは危険です。むしろ高度な専門知識を活かした、マネジメントという方向性を検討すべきなのではないでしょうか。

 

 

転職市場で強みとするには

転職者に対するアンケート回答内では、転職市場での強みとなるものとしての専門スキルの位置は、それほど上位となっていません。

(参考:転職のリクルートエージェント)

 

スキルや実績にばかりとらわれすぎると、いつまでも結果が得られないという事態も起こり得ます。保有するスキルをより転職の強みにするために、その一点を強調するだけでは不十分です。

 

特にシニアで避けられる要素は、硬直した思考です。前述した「スキルの陳腐化」を感じさせないためにも、常に専門技術の情報を先取りする姿勢や、学び続けていることを印象づけなければならないでしょう。

 

専門知識を売りにするのであれば、必ず現在議論されている問題や、その分野における最新の情報、自分なりの未来予測なども付加できなければなりません。専門スキルに加えて、意欲・行動力をプレゼンするほどの意識が必要です。

 

 

書類はこまめに再整備を行なう

“作りっぱなし”はスルーされやすい

転職活動が長引く人に限って、書類の見直しを怠っているという場合が多いようです。理由を尋ねると、「自分の経歴はもう変わらないから」と答えます。経歴は確かに変わらないかもしれませんが、応募する相手企業が変われば、書類も変えていく必要があります。同じ業種であっても、企業の採用条件はまったく異なります。

 

また、うまく通らなかった書類を何度送っても、芳しくない結果となるのは当然です。書類審査が通って面接まで行けたのであれば、面接時との齟齬を探すべきです。書類を見て期待されたものが、面接で欠落していたことになります。

 

書類が通らないのであれば、徹底した見直しが必要です。読んで人物の魅力が感じられない履歴書や職務経歴書では、最初から敗退が決まってしまいます。ポイントは読みやすさと興味深さ。時系列で単純にまとめた職務経歴書では、誰も深く読み取ってはくれません。気をつける点としては、以下のようなことが挙げられます。

 

  • 職務経歴書は2枚までをメインとする
  • 強調したいことは「別枠」で伝える
  • イメージしやすく具体的な情報を
  • “内輪”の用語に注意

 

どれほどキャリアの長い人であっても、読む方にしてみれば欲しい情報は限られています。多くの人事担当者は長々と続く職務経歴書に飽き飽きしてしまうでしょう。「しっかり読んでもらえるのは2ページ目まで」と心得てください。特記したいことは、関連項目であってもラインで区切るなどしてハイライトを作ります。注目してほしい経歴・業歴について要約を記すなど、工夫してください。

 

エピソード、人数、業績の数字など具体的な情報を過不足なく記載しましょう。プロジェクト、現場の詳細が伝わると同時に、そこで果たした役割が明確になります。同じ業界に応募する際でも、専門用語の羅列は避けてください。技術関連の記載がある場合には簡単に注釈つける、業界用語は一般的なことばに変換すると理解されやすくなります。

 

業務に関わる受賞歴の「賞」の価値は、その会社にいた人でなければわかりません。難易度、希少性、人数規模などが伝わるように記載します。

 

 

恥ずかしがらずに自己開示を

書類は読まれてこそ意味があります。転職活動の内容を多くの人に知られるのは抵抗を持つかもしれませんが、作成した書類をチェックするためにも、「他人の目」を活用しましょう。

 

転職エージェントやハローワークを利用している場合には、キャリアカウンセラーや担当者からの添削が受けられます。さらに、家族や友人・知人などに読んでもらうと、理解しづらい点などが見つけやすくなります。転職活動中の書類づくりには、自己完結は禁物です。履歴書を形式通りに作ったと思っていても、字下げなど細かな点で見逃している場合が良くあります。

 

指摘を受けても、ムキにならずに素直に見直してみてください。自分の目ではわからないことも、結構あるものです。人事担当者もまた、自分とは違う他人です。理解されるような履歴書・職務経歴書こそが、転職活動を成功に導きます。

 

http://www.r-agent.com/guide/ranking/201002/

 

 



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